トラリピについて、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
- トラリピを続けているけど、気づけば含み損ばかりが増えていく…。
- レンジを抜けてしまうのではないかと、毎日ヒヤヒヤ…。 スワップも重くて不安だし、このまま続けていいのか、正直わからない。
- 損切りして一度はトラリピをやめたけど、再チャレンジするべきか悩んでいる。
実は、私自身もまったく同じ状況を経験しました。
以前、私はユーロ円のハーフ&ハーフ戦略を300万円で運用していました。
ところが円安が進むにつれて含み損は日に日に膨らみ、毎日スワップが証拠金をじわじわ削っていくのを見ながら、
「この戦略、本当に続けていいのかな…」
と悩み続けていたんです。
最終的に私は、自分の判断で早めに損切りし、撤退することに。
その結果、約20万円の損失を出すことになりました。
私は経済学修士であり、USCPA(米国公認会計士)の資格を持ち、企業向けコンサルタントとして働いています。仕事では、クライアントに対して数字に基づいた説明を行ったり、ビジネス上のリスクを定量的に分析したり、判断材料となる資料を作成して助言を行う――そんな業務に携わってきました。
リスク分析と助言を本業とする私でも、投資の現場では痛い失敗を経験したのです。
その後、私は、自分の失敗を冷静に見つめ直し、失敗の本質に気づくことができました。
そして、破綻リスクをできる限り抑えつつ、安定して利益を出せる方法を模索した結果、たどり着いたのが──「ゴールドグリッド」戦略です。
これは、トラリピの思想を活かしながら、構造的な弱点について改善を加えた、“進化型のトラリピ風戦略”です。
今では、この仕組みによって月平均40万円以上の安定収入を得られるようになり、相場に一喜一憂することなく、精神的にもゆとりのある運用ができています。
👉 ゴールドグリッド戦略の詳細はこちらで解説しています。
※まずは概要だけ知りたい方も、気軽に読んでみてください。
この記事では、次の3つをお伝えします:
- 私がどのようにトラリピを始め、そして失敗に至ったのか
- トラリピで損をした“本当の理由”
- トラリピの構造的な弱点を乗り越え、月40万円超の安定収入につながった「ゴールドグリッド戦略」とは?
トラリピの運用にモヤモヤや不安を感じている方にとって、
私の体験が、今後の判断や戦略を考える際の、ささやかなヒントになれば嬉しいです。
トラリピを始めてから損切に至るまでのリアルな記録
トラリピの存在を知ったのは、鈴さんのブログや、あっきんさんのSNSを見たのがきっかけでした。
お二人が発信していた「仕組みで稼ぐ」という考え方はとても理にかなっているように感じ、「これなら私にもできるかもしれない」と思ったのを覚えています。
当時は仕事や子育てに忙しく、チャートに張り付く時間もなく、放置で稼げる自動売買という仕組みは、まさに自分にぴったりだと感じました。
中でも目を引いたのが、「ユーロ円 ハーフ&ハーフ」の戦略です。
あっきんさんの設定を参考にしつつ、自分なりにアレンジを加えて、300万円でトラリピをスタートしました。
私が採用していたのは、ユーロ円の売りポジションを含むハーフ&ハーフ設定で、必要証拠金と含み損を抑えられるため、資金効率よく、利益が狙えるという設計でした。
「広いレンジで運用すれば、相場観はいらない」という言葉も、背中を押してくれました。
実際、運用初月は約6万円の利益が出て、「この調子なら毎月不労所得が増えていくかも」と期待していました。
ところが2ヶ月目に入ると、円安がさらに進行し、売りポジションの含み損が急激に拡大。
ポジションは戻ることなく膨らみ続け、スワップもじわじわ効いてきて、「このまま続けていいのか…」という不安が日に日に大きくなっていきました。
そんな中、マネースクエア社のアナリストが
「円安とユーロ円の上昇はこれから本格化する。160円超えも視野に入る」
といった見通しを発信。160円は、私のロスカットレートにかなり近い水準でした。
当時のユーロ円は145円付近。
このまま160円まで上昇すれば、含み損はさらに膨らみ、スワップも圧迫を強めてくる──。
「これは一時的な調整では済まないかもしれない」と危機感を抱いた私は、
早めに損切をして撤退することにしました。
約20万円の損失ではありましたが、「ここで手を打つべきだ」と思えたのは、今振り返っても大きな転機だったと感じています。
そして実際に、その後ユーロ円は2024年7月に175円台まで上昇し、史上最高値を更新しました。
あのとき損切をせずそのまま耐えたなら、強制ロスカットになったはずです。
私がトラリピで失敗した3つの理由
① インフルエンサーが推奨していた「レンジ設定」を鵜呑みにしたこと
私がトラリピで失敗した原因のひとつは、インフルエンサーが推奨していたレンジ設定を、過去の実績を根拠にそのまま信じてしまったことでした。
たとえば鈴さんやあっきんさんは、数年間の運用実績をもとに、
「このレンジ設定なら、安心して利益が狙える」といった説明をしていました。
実際、過去のバックテストや運用履歴を見る限り、確かに説得力があり、私自身も疑うことなく受け入れていたのです。
でも今振り返ると、そのレンジ設定は“過去に通用しただけのもの”にすぎませんでした。
相場は常に変化していて、過去に機能したレンジが、将来も機能するとは限らない。
それなのに私は、「実績があるならこの設定で大丈夫」と思い込み、
自分自身の相場観や検証を挟まずに、そのまま運用に踏み切ってしまったのです。
数字やデータに裏付けられた“仕組み”には、たしかに安心感があります。
だからこそ、それをどう受け止めて判断するかが本当に大事なんだと、今では強く感じています。
過去の実績はあくまで「参考」。
それが未来を保証するわけではない――。
そう割り切って判断できるようになったことは、この失敗がくれた大きな学びのひとつです。
② 「相場観はいらない」と思い込んでいたこと
トラリピではよく、「相場観はいらない」と言われます。
実際、私もそう信じていました。
「レンジを広く設定しておけば、価格が短期的にどちらに動いても、いずれ利益が狙える」──
そう聞いて、当時の私は大きな安心感を抱いていました。
でも今振り返ると、相場観が“まったく不要”という考え方こそが、誤解だったと思います。
たしかに、トラリピはチャートに張り付いて短期的な値動きを予測するような戦略ではありません。
ですがそれでも、マクロ経済の状況や金利動向、円安・円高のトレンドといった中長期的な流れをモニターしておくことは、絶対に必要でした。
私が運用していた当時、ユーロ円はまだレンジ内ではありましたが、
市場には「金利差によって円安が進む」といった見通しがすでに出始めていました。
早めに損切りを決断したのは結果として正解でしたが、逆に言えば、最初から相場の大きな流れを見ようとする視点が欠けていたとも言えます。
特に、トラリピのハーフ&ハーフ戦略は、想定レンジを外れたときに使える手段が非常に限られます。
(この点については、次のセクションで詳しく触れます)
「相場観がいらない」と思っていた私には、そのリスクに備える発想が抜け落ちていました。
相場観といっても、日々の価格を当てにいく必要はありません。
ただし、「いま強い円安トレンドが発生し、これからも本格化する可能性がある」、
「マクロの変化によって、この通貨ペアに通常とは異なる値動きが出始めている」といったサインには、
トラリピのようなリピート系の自動売買であっても、アンテナを立てておくべきだと思います。
自動売買だからこそ、戦略の前提となる「相場の前提条件」が崩れたときにどう動くか、あらかじめ考えておくことが重要だと今は強く感じています。
③ ハーフ&ハーフ戦略の構造的リスクを見落としていたこと
トラリピを始めた当初、私は「ハーフ&ハーフ戦略は合理的で、よく設計された手法」だと信じていました。
広めに設定したレンジの上半分に売りポジション、下半分に買いポジションを仕掛けておけば、
片側戦略よりも含み損を抑えられるうえに、証券会社(たとえばマネースクエア)の証拠金ルールでは、
両建ての場合は、片側分の証拠金だけで済むという仕組みになっている。
資金効率よく運用できる──そうした理屈を聞き、私もすっかり納得していたのです。
ハーフ&ハーフ戦略は、レンジ内に買いと売りの両方をセットすることで、レンジを外れたらどちらの方向であっても破綻リスクが生じる構造になっています。

私が特に安心材料として信じていたのは、「広いレンジで設定しておけば、そう簡単にはレンジを外れることはない」という考え方でした。
しかし今振り返ると、この考え方こそが最も危険だったと感じます。
なぜなら、永遠に保たれるレンジなど存在しないからです。
たとえ「レンジ通貨」と呼ばれるAUD/NZDやEUR/GBPであっても例外ではなく、設定したレンジを抜ける可能性は常にあり、ひとたび抜ければトレンドが加速する傾向があります。
レンジアウト後は、相場が戻る保証がない中で、「戻ることを祈る」か「損切りして破綻リスクを抑える」かという、非常に難しい判断を迫られます。
そしてこの状況は、ある日突然やってきます。
強いトレンドが発生すれば、あっという間にレンジアウトとなり、気づいた時にはもう手遅れ──まるで、水の温度がじわじわ上がる鍋の中で茹であがってしまう“ゆでガエル”のように、判断の余地すら残されていないのです。
コツコツ積み上げてきた利益が、ある日帳消しになり、元金まで失ってしまう。
時間をかけて稼いだ成果を一瞬で失うようでは、本末転倒です。
このリスクは、決して机上の空論ではなく、十分に現実となり得るものです。
なぜなら、相場は収縮とトレンドを繰り返しながら変化していく性質があり、マクロ環境もまた常に移り変わっているからです。これはレンジ通貨ペアだからといって例外ではありません。
この本質に気づかずに運用を始めてしまったことこそが、私の最大の落とし穴でした。
トラリピ失敗からたどり着いた勝てるトラリピ風戦略「ゴールドグリッド」
こうして私は、自分の失敗を冷静に見つめ直し、構造的なリスクの本質に気づくことができました。 そして、破綻リスクをできる限り抑えつつ、効率よく、安定して利益を出せる方法を模索した結果、たどり着いたのが「ゴールドグリッド戦略」です。
この戦略は、ゴールド(XAU/USD)を対象にしたトラリピ風戦略(グリッド型自動売買)で、海外FXの高いレバレッジ特性を活かしながら、方向性のある相場──とくに上昇トレンドを前提とした一方向型の構造──を利用し、下落リスクを管理することで破綻リスクを抑え、効率的に利益を積み上げられるよう設計されています。
実際に私はこの戦略を通じて、月平均40万円以上の安定収入を得られるようになりました。 しかも、相場の細かな動きに一喜一憂せず、ロジックに基づいた設定とメンテナンスだけで運用が続けられる──そんな「仕組みで勝つ」トレードへの転換により、精神的な余裕も手にすることができたのです。
トラリピでの失敗があったからこそ、「勝てるトラリピ風の進化型戦略」にたどり着けました。
それが、ゴールドグリッドです。
ゴールドグリッドについて詳しく知りたい方はこちら
私が実践しているゴールドグリッドの内容について詳しく知りたい方、これまでの実績や設定の詳細が気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください!
👉【ゴールドグリッドとは?】高利回り×安定性を追求したトラリピ風戦略|月40万円も狙える運用法
※まずはここから読むのがおすすめです!
👉【実績公開】月40万円の利益は本当に可能?ゴールドグリッド1年間のリアルな運用記録(2024年5月10日〜2025年4月17日)
👉【完全公開】ゴールドグリッドの最新設定(2025年4月版)とその背景を詳しく解説!
👉【知らなきゃ損!】海外FX(XM)がゴールドグリッドに最適な理由|レバレッジの“上手な”使い方
まとめ:トラリピの失敗からゴールドグリッドへ
この記事では、私がトラリピで損失を出した経験と、そこから得た気づきをお伝えしてきました。
改めて振り返ると、当時の大きな反省点は次の3つです:
- 有名インフルエンサーのレンジ設定を、過去の実績だけで鵜呑みにしてしまったこと
- 「相場観はいらない」という言葉を真に受けて、マクロ環境を見極める視点が欠けていたこと
- ハーフ&ハーフ戦略の仕組みに内在する構造的なリスクを見抜けなかったこと
これらの経験を経て、私は次のような視点にたどり着きました:
- FXの通貨ペア(特に、AUD/NZDのような通貨ペア)は将来的にどこへ向かうか分からない。だからこそ、長期的に右肩上がりの資産を対象に、買いグリッドで攻める戦略が合理的
- そして、下落リスクにだけは徹底して備える──それが“破綻しない戦略”のカギ
こうした考えのもとに設計したのが、現在実践している「ゴールドグリッド」戦略です。
通貨ペアのように一生レンジに収まる保証のない対象ではなく、長期上昇トレンドを描いてきたゴールドを主軸に据える。そして、“どこまで下落し得るか”を冷静に見積もり、設定に反映する。
このようにリスク前提で設計された戦略だからこそ、私自身も納得して運用でき、毎月安定した収入を得るまでに成長させることができました。
このブログが、かつての私と同じように悩んでいる方にとって、自分なりの“勝てる構造”を見つけるヒントとなれば嬉しいです。

「失敗って、本気で向き合えば、最強の先生になるんだよね。」



「ほんとそれ…。でも、できれば“人の失敗”から学んで、次はしっかり勝ちに行きたいよね(笑) まるのゴールドグリッド戦略、なかなか理にかなってるんじゃない?」